一徹

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マンガ「巨人の星」にでてくるちゃぶ台をひっくりかえすお父さん 一徹。

私の父の厳しさは町内では有名で・・
一徹にそっくりだと
クラスの男の子たちが父につけたあだなが 一徹。
今でも同窓会などで小学校、中学校の友人に会うと
「一徹は元気?」と聞かれる
・・一徹は元気です !(笑)

自分が野の花が好きなルーツをたどっていくと
一徹にたどりつく。
小さい頃 私と弟、妹は父から
山に山芋、つわぶき、わらび採り
田に せりつみに連れていかれた。
山に入り ここという場所で
父がナタで生い茂った草木を切り開き
私たち兄弟の遊び場ができる
山の中にぽっかりとできた小さなスペース
けど子供には・・無限に広がる山の中
境界ラインは自分の恐怖心
ぐるっと緑に囲まれて
父が山芋を掘る間 私たちは遊ぶ
一番記憶に残る遊びは ターザンごっこかなぁ

父の姿は見えないのだけど・・
父が自分で作った山芋掘り道具
長い持ち手があって先が微妙な角度でまがった掘り道具が
土を掘る音 父の体が草木に触れているであろう音を
なにげに確認しながら遊ぶ

時々 音がなくなり
シーンと山の空気だけを感じる時・・
急に山の中が暗くなったり
野良犬の遠吠えとかが聞こえてきたりして不安になると

「おとうさーん」

と大声で父をよぶ。
自分たちの声がこだまして・・
姿は見えないけど「オーイ」と 
たぶん近くにいる父の声が山に響く
「オーイ」という父の声を聞くと 安心してまた遊びだす。
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by chouukyo | 2012-04-24 23:21 | 日々