○○はアブストラクト・ナンセンスにより真である

タイトルは、ある調べものをしていたときに出会った言葉。
数学の世界で使われ始めたものとのことだけど、数学というものは
あらゆるものを数式によって、証明を重ねていくわけだ。
あることを証明するために、それに付随するものを証明していく必要が出現し、
またそれを証明していく過程で、さらに付随するものを証明してい・・・これが、延々と続く。
真理を追究することに没頭するあまり、ときとして“核”なる場所から離れてしまうことにもなる。
そこで、出てきた思考法がタイトルの
『○○はアブストラクト(抽象的な)・ナンセンスにより真である』
であるというものらしい。
これは、この表現は数学者ノーマン・スティーンロッドによって作られたと言われている。
ここで誤ってはならないのが、彼自身は、“圏論”と呼ばれる付随したものを証明していく大家であったこと。
つまり、「あれこれ考えるのはやめようぜ」と言ってるわけじゃなくて
「考え続けるのも大切だけど、理屈なしにズドーンといくのもカッコいいじゃん!」
と言っているようなものらしい。
思考の渦に巻き込まれることなく、自由に羽ばたけということだろう。
ここで問題なのが、僕のご都合主義なんだな。
この言葉を知ってしまったがために、さらに後先のことを考えないようになるかもしれない。
知らない方がよかったのかも・・・(苦笑)

そんなときに、これまた出会った映像。
バイオリン、ギター、口笛をひとりで操り、また、それらをエフェクターによってループさせることによって
独自に世界を作りだしている。
クラッシックというベースをきちんとした上で、アバンギャルドなことをしているからこそ
“洗練”された世界観を表現出来ているように思える。
同じようなことをしている人も多いけど、アイデア一発で技術が追いついていない人がやるのは
稚拙で、逆に息苦しかったりもする。(そこが評価されることもあるんだけど)
40歳になった今、同じアバンギャルドなものであっても、前者のほうに惹かれるんだなぁ。
と同時に、何事も“基礎”をすっとばしてやってきた自分に焦りを感じるのです。
チキショー…本当の意味での「○○はアブストラクト・ナンセンスにより真である」で言えるように
なってやる…なれると思う・・・・・なれるかな・・・・・・・・・・なれるといいなw。


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by chouukyo | 2009-07-28 13:30 | 音楽